こんにちは、ユキガオです。
大学に入ってからというもの、先生たちからよく「ギャラリーを観に行った方がいい」と言われました。
大学の先生でも、陶芸教室の先生でもそう。
人の作品を観ることで、勉強になるんだとか。
ものづくりに携わる人間だから尚更です。
実際にギャラリーへ行ってみた
これまで美術館には行ったことがあったけど、ギャラリーはちょっと近寄りがたくてあまり行かなかった私。
だけど先生方のアドバイスもあって、最近はギャラリーや展示会などに行くようにしています。
で、実際行ってみてどうなのか。
先生たちがギャラリーで個展をされることもあるので、それは行きやすかったです。
たまたま通りかかったギャラリーや、人に紹介されて行ってみたギャラリーは入るのに勇気が入りました。
だけどギャラリーって基本的に入場無料だし、開いてれば出入り自由なんですよ。
展示品は売り物でもあるけど、お店ってわけじゃないから押し売りとかもない。むしろ話しかけられもしない。
さらっと観て出ちゃってもいいし、じっくり一つ一つ観て回ってもいい。案外気軽な場所なんですよね。
※もちろん、作品に触れたり騒いだりするのはNGです!
他の人の作品を観るメリット
そんな私が、いくつかギャラリーを回ってみて思ったのは「ものづくりをする人はギャラリーに行った方がいい!」ということ。
その理由は3つあります。
①自分の作品の幅が広がる
人の作品を見るだけで、自分の作品の幅が広がります。
「こんな作り方があるんだ」
「こうやって作ればいいんだ」
と、自分では思いつかなかったり分からなかったものを間近で見ることができるから。
先生の個展では、どんどん話しかけて色んなことを聞きました。どうやって作ってるのか、難しさは何なのか。
そうやって聞けば、答えてくれます。知り合いじゃなくても、見に来てもらえると嬉しいからきっと答えてくれるはず。
そうやって聞いて観て、新しい作り方を試すのは自分の作品の幅を広げてくれるんじゃないかな。
②新たなクリエイターを知れる
展示をしている方から「ここでも面白い展示やってるよ」と紹介してもらえることがあります。
個展を開く人は、他の色んな作家さんを知っていることも多いです。なので教えてもらえることで次に繋がるんですよね。
行ってみたいと思えるギャラリーや展示が増えるし、そこですごく好きになるクリエイターさんに出会えるかもしれない。
そういう人と人との繋がりから得られるものって大きいと思います。
また、ギャラリーには次の展示の紹介や他のギャラリーのフライヤーが置いてあることもあるので、そこから気になるものを探すのも◎。
③刺激になる
とにかく刺激を受けます。
何を作ってるのか、どういう意味なのか分からない作品があってもいいんです。
その作品の第一印象だったり、ぐるっと一周して観た印象でもいい。何かを感じることが自分の感受性を高めてくれる気がします。
それに、やっぱり人の作品を観ると「すごいな」「面白いな」って思うんですよ。
そこで観たものが直接何かの参考にはならなくても、クリエイティブなものに触れることで自分の発想が刺激される。
自分も面白いものを作りたいな、って思えることは大事ですよね。
貪欲に学ぶ気持ちが大切
ギャラリーにしても美術館にしても、ただ「ふーん」って眺めているだけじゃもったいないかもしれないなって思うんです。
- 作り方
- 作品の印象
- 発想
- テーマ
そういうものを探したり感じたりしながら観ていくと、絶対に自分のためになります。
最初から「どうせ理解できないし」って敬遠するんじゃなくて、その場へ行って自分が何を感じるかを大切にする。
全てを理解できるわけじゃないし、必ずしも理解できるように作られているわけでもない。
その中で少しでも自分が感じ取ったものや気付いたことが、その後の自分の作品に繋がっていくんじゃないかな。
そういう視点でギャラリーへ行くと、きっと面白いと思いますよ。
ユキガオ